2026年2月
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公的リストで確認、安全な病院の探し方
再生医療を受けるにあたり、最も確実で安全な病院の探し方は、国の制度を利用することです。日本では「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」という法律があり、再生医療を提供する全ての医療機関は、どのような治療を、どのような方法で行うかという詳細な「再生医療等提供計画」を作成し、国の審査機関のチェックを受けた上で、厚生労働省(地方厚生局)に届け出ることが義務付けられています。そして、この届け出が受理された医療機関の情報は、厚生労働省のウェブサイトで一般に公開されています。これが、国のお墨付きを得た、いわば「公式の病院リスト」です。このリストには、医療機関の名前や住所だけでなく、提供する再生医療の種類(第一種、第二種、第三種というリスク分類)や治療の名称、対象となる疾患名などが記載されています。例えば、iPS細胞などを用いるリスクの高い第一種の治療から、PRP療法のような比較的リスクの低い第三種の治療まで、どの医療機関がどのレベルの治療を提供しているのかを客観的に確認することができます。もし検討しているクリニックがこのリストに見当たらない場合、法律で定められた手続きを踏んでいない可能性も考えられます。もちろん、リストに載っているからといって全ての治療効果が保証されるわけではありませんが、少なくとも国が定めた安全基準の第一関門をクリアしているという証になります。再生医療を検討する第一歩として、まずはこの公的なデータベースにアクセスし、自分が受けたい治療を提供している正規の届出医療機関を探すことが、賢明かつ安全な方法と言えるでしょう。